こんにちは
実は人間という生き物は
体の構造上
『サプライズ』が大好きです。
女性はサプライズが好きと言いますが
男性もサプライズは好きです。
人間である以上サプライズというのは大好きです。
そのお話をしていきます。
ここでいうサプライズというのは
自分は想定していなかったところから
自分が嬉しいと感じることが出てくることを言います。
想定しないところから
自分が嬉しくないことが出てくるというのは
ただびっくりするだけなので
サプライズではありません
一般的に男性は
ホテルいっぱいの風船とかが好きではないので
サプライズが好きではないと思われがちですが
わかりやすいところでいうと
いきなり10万円くれるとか
最新のiPhoneをもらえるとか
車がもらえるといったことなら
確実に喜びます。
では、なぜ人間はサプライズが好きなのか?
喜びはどこから生まれるのか?というと
ドーパミンという快楽物質によって生み出されます。
このドーパミンが出ることが大事です
人間が何かの依存症になる理由は
ドーパミンを体が感じ取るからです。
人間にとって
最大のメリットというのが
ドーパミンです。
ネズミを使った実験で
ネズミの脳に電極を指してボタンを押すと刺激が送られて
ネズミにドーパミンが放出されたらどうなるのか?
そして、そのボタンをネズミ自身が
自分で押せるようにしたらどうなるのか?
という研究をしたところ
ネズミは1時間で7000回
そのボタンを押しました。
そして、近くにメスを置いても
空腹時にご飯をおいても
そんなことには目もくれず
ボタンを押し続けました。
生存や子孫繁栄よりも
ドーパミンの分泌をとったわけです。
『ドーパミンを受け取りたい!』わけです。
ネズミから少しサイズを大きくして
我々の中間サルにも同じような実験をしました
『ボタンが光ると餌が出てくる』という環境を作りました。
最初はボタンが光り、扉が開くとそこに餌がある
その餌を見た時に
猿からドーパミンが分泌していたのですが
『光ると餌が出る』ということを理解してからは
ボタンが光るたびにドーパミンが分泌されていました
そこには餌が来なかったとしても
光るだけでドーパミンが出るということです。
人間も同じです
好きな人とLINEをしている時
相手が誰かもわからないのに
通知が来るとワクワクしたり
うれしい感情になったことがありませんか?
あれがまさに
ドーパミンが分泌している状態です。
ドーパミンを引き起こすトリガーは何?
ドーパミンを引き起こすのは
「可能性」と「期待」です。
Aをしたら100もらえる
Bをしたら200もらえる
Cをしたら
100回に1回10000もらえる
この状況で一番人間が興奮するのは、Cです
なぜか?
期待が大きいからです。
またもらえるのではないか?
一気に大きくもらえるのではないか?
そのワクワクが
ドーパミンを生み出しているということです。
期待<メリット でドーパミン
ワクワクした時には基本的にドーパミンは出ています。
それが先ほど話してきた
可能性と期待なわけですが
何か起こったことが
期待を上回ってきた時には大きくドーパミンが出ます。
10万円をいきなりもらったとか
彼氏が実は大金持ちだったとか
なんでもない日にプレゼントをもらったとかね
そもそも期待が0なので、
ちょっとしたことが起きるだけで
期待<メリットが超えてくるということです。
サプライズが好きなのは当たり前ってことですね。