こんにちは ウォルトです。
今日はゴリラクリニックが現在行っているマーケティングを解説します。
一応知らない人のために紹介すると
男性向けの医療脱毛や育毛。発毛をしている会社です。
こんな広告見たことないですかね?
正直、施術自体は他と大差ないのです。
でも、高いです。それでも売れてます。
完全にブランディングとマーケティング勝負で勝利していたので
そのお話をしていきます。
【マーケティング施策】徹底したラグジュアリー感の演出
マーケティングの話をした後に
ブランディングの話をしていきます。
内装は黒のシックな感じ。普通にBarっぽい印象
スタッフさんもシャネルっぽい高級感のある服装
この記事のサムネイルも高級感ありますよね笑
あと、女性の受付は全員美人
これは顔採用です。
皆、髪はツヤツヤ
肌は綺麗
全員マスク着用
目元はバッチリメイク
年齢層も、20代〜30代前半しかいません。
たぶん歩き方とか髪型とか
メイクの指示もありますね。
みんな上品そうに背筋を伸ばして歩きますもん。
本当にこんな感じ
あと、黒髪清楚 色白です。
一人として不細工な人はいません。
銀座院は当然のこと、千葉院もそうでした。
ゴリラクリニックのマーケティング(一部ブランディングだけど)
の中で、
何よりここを際立たせているのは
価格設定
シンプル。
ほかより高いんですよ。
これが一番クリティカルです。
Louis Vuitton
シャネル
Dior
エミレーツ航空
フェラーリ
ランボルギーニ
港区の寿司屋
美容整形の業界
整体の業界
スポーツのコーチング
美容医療系
化粧品業界など
さまざまなハイブランドを僕は研究してきました。
その中で共通するものは
相場よりも絶対に高くするということです。
正直ですけど、脱毛って機械使うんで
あんまり看護師の技術関係ないんですよね。
正直、機械勝負みたいなところがある。
でも高いだけで安心感が出てくると言う
メンズエミナルに比べて明らかに高いです。
ちなみに、メンズエミナルは
アフィリエイターを雇いまくって
ブランディングしている会社です。
ヒゲを無くしたい。
でも損はしたくない。
なら
一番効果のありそうな場所にいきたいのは当然の心理です。
では、
・一貫300円のお寿司と一貫3000円のお寿司
どちらが美味しいと思いますか?
・3人の会計が3000円の焼肉屋さんと
2人で78000円の焼肉屋さん
どちらが美味しいと思いますか?
おそらくほとんどの方が「高いお店」だと答えるかと思いますが
実は全然そんなことありません。。
もちろん空気感とか、デートなら相手に与える印象が違いますが
「食」「味」という一点においては大差がありません。
普通に1000円の方がうまい。
高級店のカルビとかは
脂身が多すぎて普通に胃もたれする。
だるい。
って感じで
安い方がうまいことだって全然あります。
僕らの脳は高いだけですごいんだな。
って錯覚してしまうわけです。
その高い価格という戦略に掛け合わせて
内容を綺麗に、シックで高級感のある感じに
仕立て上げているのがいいですよね。
後前金制ね。
事前にまとめてお金をもらうから
キャッシュフローもよくなるし
相手が途中で辞めたとしてもお金は先にいただいているからOK
契約書もサインしているから、今後利用しなかったとしても返金の義務はない。とかね。
僕でいうと、笑気麻酔つかったんですけど
正直、なくていいんですよw
やめようかな〜って思っても
まとめて契約したから辞める理由もない。という。
ここら辺は、鉄板といえば鉄板ですけど
頭いいなって思います
次はブランディングのお話
ここの1番賢かったところは
名前をゴリラクリニックっていう名前にしたところです。
ここは男性専門の医療脱毛のサービスで、男性は一般的に毛深い。
その中で『ゴリラ』って言うとイメージがしやすい
あと、名前を覚えやすい
メンズエミナルとかは覚えにくいですが
ゴリラですからね。
で名前をゴリラにすることの最大のメリットは、この人たちはすごい専門家なのかなぁ。とかゴリラみたいな毛深い人間でも対応することができるのかなだったら僕もツルツルにしてもらえるのかもと言うイメージを名前から任せることができるんですよね。
で、実際に気になってサイト開いてみると、周りも値段も高くて、周りよりも『なんかしっかりしてそうだな感』が出てくるじゃないですか。
そしたらもう買うんですよね。これだけで結構簡単です。ほんとにこれだけの施策で売れてるな。
っていうのがこのゴリラクリニックという会社です。
ブランディングですよ。
ブランディング
売るための施策がブランディング
その状態からさらに売り上げを伸ばすのがマーケティングです
マーケティングとブランディングができたら勝ちです。
そんな感じで今回は終わり。